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私たちの外側の皮層は、胃腸管、気道、生殖尿路などと連続しているとはいえ、これらの通路の内壁は死んだ細胞の保護皮層をもたないし、細胞一個の厚さしかないこともしばしばである。 ここにこそウイルス(と他の有害な微生物)は足がかりを得ることができるわけであるが、私たちはふつう先回りしてこの攻撃の戦線を制することができる。

涙や粘液などの分泌物は防腐性の物質を含んでおり、侵入者を捕えたり追い払ったりするし、他方、瞳や胃では、酸性の分泌物はよほど強い攻撃者は別としてすべての侵入者を破壊する。 上部気道を裏張りする細胞は一斉に波打つ細かい毛をもっており、これがエスカレーターのように動いて外来の粒子を上へ運び出してしまう。
たとえ侵入者がこれらの民のすべてを迂回することに成功したとしても、マクロファージ(「大きな食欲」の意。 大食細胞)と呼ばれる特殊化した細胞によってがつがつ食われてしまう。
マクロファージは、体の組織を巡回しながら外来粒子を飲み込んで破壊する。 いったん侵入者をむさぼり食べてしまうと、マクロファージはさまざまな化学的信号を発してその部位への血流を増やし、他の戦闘部隊を、Bリンパ球とTリンパ球の形で、現場へ急行させるのである。
Bリンパ球とTリンパ球は、組織へ酸素を運ぶ赤血球と同じように、動脈と静脈を伝って遠く離れた体の隅々をすべて巡回する。 肝臓、脳、腎臓といった他の臓器と違って、これらの免疫系細胞は一か所に集まっていない。
ときおり、彼らはリンパ腺で短期間滞在してお互いに連絡し合うが、そうでないときは彼らは体全体に散らばっている。 リンパ腺は、微生物が最も攻撃しそうな危険地帯を警戒するように戦略的に置かれている。
扇桃とアデノイドは肺と腸への入口を保護するが、鼠径部と脹嵩にあるリンパ腺は四肢を警戒するためのリンパ球の貯蔵を提供する。 Bリンパ球とTリンパ球は、身体の防衛できわめて重要な働きをする。
彼らの重要性は、そのどちらかが欠けているか、もしくは機能しないまれな遺伝的事故の例によって、十分に立証されている。 Bリンパ球をもたずに生まれた赤ん坊は抗体をつくることができない。
このような子供はウイルスと戦うのにとくに問題はないが、もし定期的な抗体注入が与えられなければ細菌感染で大いに困ることになる。 これと正反対にTリンパ球をもたずに生まれた赤ん坊は細菌に関しては問題ないが、重大なウイルス感染をこうむることになる。

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